仮設住宅に引っ越してきた高校生の男の子が、学校の先生に下足場で「そんなにぼくは、かわいそうですか。」と言い返す。主人公の女の子が彼を追いかけ、男の子は言う。「同情くらい残酷なものはないよ。」女の子「わかるよ。」映画の中のワンシーンだ。

2011年の東北大地震で被害を受けた被災地、その中でも放射能汚染の残る福島が味わった苦悩、葛藤、それに向かう生きる命、希望、そして日常。さまざまな現在進行形を見せてくれる映画であった。

放射能からは切実に逃げてほしいと思う。特に子どもたちには希望を持って生きてほしい。ところが、逃れられない現実も存在する。誰がどこにいて、何を選ぼうとも、そのことで責めることはしないし、同情ではなく、あるがままを、どうしたらいいのか、不器用に一緒に悩み、考えたい。今も、これからも。

映画『物置のピアノ』公式サイト
鳥取コミュニティシネマ・・・都会と地方の上映環境格差を是正するため、比較的商業ベースに乗りにくい映画作品の自主上映会を随時行う。


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